ねことらうさぎ

アート、植物、散歩、猫、パン、遠距離介護の合間にあれこれの日々を書いていきます。

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病院で思わず見栄をはる89歳母の心情

 

先週まで埼玉から瀬戸内地方の実家に

遠距離介護帰省をしていたときのお話です。

 

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母を病院に連れていった

「エーッ!!トラ子さんって89歳なんですかぁー!?」

 

病院の診察室のまえで、

イスにすわった母とカルテに書かれてある母の年齢を見比べながら、

看護師さんがビックリして声をあげました。

 

「見えないです〜。若さの秘訣って何なんですかぁ?」

 

看護師さんの質問に母のほほがポッと赤くなり、

さっきまで眠たそうにしていた目が、

キラッキラと輝きだしました。

 

「そうじゃなぁ。。。

やっぱり仕事で忙しくしてるからかなぁ?」

 

「わぁ〜、すばらしい!私も将来、絶対マネさせていただきます〜!」

 

 

 

 

先週、3ヶ月に一度のお薬をもらうため、

実家から車で30分の、

かかりつけの脳神経内科へ母を連れていってきました。

 

 

母が認知症と診断されて、

かれこれ7年。

 

この病院の脳神経内科には、

5年前から通っています。

 

ここの科の先生は

高齢者にていねいに向きあってくれると評判で、

いつもご高齢の患者さんでいっぱいです。

 

母がいただく薬は、

認知症の進行をおだやかにする貼り薬と、

血液をサラサラにする薬など数種類。

 

 

母の自慢?

さて、

診察を待っている間に看護師さんとの会話で、

すっかりご機嫌になった母。

 

看護師さん、さすがです!

 

 

そ〜なんです。

 

母はいまでも父の経営していた小さな工場で、

経理を一手にひきうけてバリバリやっていると

思っているわけなんです。

 

父は4年ほど前にたおれ、

いまは高齢者施設でくらしていて、

父の工場は閉めてしまいました。

 

 

母には毎日のように伝えているのですが、

そんなことは母の記憶に定着しないようで、

 

毎日、自分は父の工場に行っていて、

バリバリ仕事をしていると思っていて、

 

そして、

それが母の自慢なのか、

しょっちゅう人にその話をするのです。

 

 

母の本音

看護師さんとの会話で

テンションがあがった母。

 

でも、

そのあと母がこんな

本音を話し始めました。

 

 

ワタシね、何かしてるのが好き。

何もしなくていいって言われると、

「死ね」っていわれてるような気持ちになるんよ。

 

会社に行くと従業員から、

「邪魔しに来ないでください!」って追い返されるんですよ。

 

 

 

ハッとしました。

 

 

「邪魔しに来ないで。。。」

 

コレっていつも

私も姉たちも母に言ってることだよね。。。

 

 

邪魔しないで!

来ないで!

部屋で寝てて!

行っちゃダメ!

 

 

母の記憶の中では、

従業員が言ったことに置き換わっているようです。

 

 

娘たちの態度

認知症

とくにアルツハイマー型の認知症は、

新しい記憶はできないけれど、

 

嫌だ、悲しい、不安だなどの感情は

内容は覚えていなくても不安定になりやすく、

 

嬉しい、楽しい、気持ちいいなどの感情は

安心感として記憶に残る。。。

 

といわれています。

 

 

もちろん、

そういうことは

わかっているのですが、

 

 

親子ゆえの甘えというのでしょうか。。。

 

キツいことを、

つい母に対して言ってしまうのです。

 

その中には、

母が転んだりしないように、

遠くに行って危険に合わないように、

 

という気持ちから…というのもあります。

 

 

ここ数年のコロナ禍での遠距離介護で、

疲れがたまってきている。。。

 

というのは、

言い訳にしかならないですよね。。。

 

 

もちろん、

母も負けてはいません。

 

私たち娘に

反抗的な態度やことばで応戦してきます。

 

そのあとは、

忘れてケラケラ笑ってくれるので、

私たちもつい笑ってしまいます。

 

 

 

でも

母は不安だったんですよね。。。

 

 

どうすればいいの?

そのあと診察室に入ると先生からも、

 

「それって、家族のおもいやり(重い槍)。。。ですね〜!?」

 

と笑いながら、

母にヤリをつきさすマネをしながら、

チクリと言われてしまいました。

 

「そうですよね〜。。。」

 

と反省する私のよこで母は、

 

「先生、ワタシねぇ、

仕事が忙しくって毎日ゆっくりするヒマがないんよ〜!」

 

と天真爛漫に先生に

近況を伝えていたのでした。

 

 

まぁ、この明るさに

救われてるところもあるんですけれど、

 

同時に、

イラッとすることもある、

ワルムスメなんです。

 

 

。。。が、

 

 

最近、気になるのは、

母の言動や行動に問題が増えてきていて、

 

 

その原因をつくっているのは、

もしかしたら

私たち娘の態度のせいなのかな。。。?

 

 

な〜んて思ってる

この頃なんです。

 

 

一体どうしたものですかねぇ。。。

 

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

皆さまが健康に過ごされますよう!