ねことらうさぎ

アート、植物、散歩、猫、パン、遠距離介護の合間にあれこれの日々を書いていきます。

MENU

父クマ91歳、2ヶ月振りの再会なのに。。。

 

昨年末のことですが、

施設で生活する父クマ(91歳)の

3度目の病院の受診に母と付きそいました。

 

父は1年前に施設内で新型コロナに感染し、

それ以降、さまざまな問題行動がでてきて、

施設のスタッフの方々も手をやいていたようでした。

 

そこで昨年の秋に病院の脳神経内科で調べてもらったのですが、

特に異常がなく様子をみようということになったわけです。

 

そのときのようすはこちら↓

nekotorausagi.com

 

 

それから1ヶ月後の11月に施設のスタッフも付きそい2度目の受診をし、

気持ちを落ち着かせる薬を処方してもらったので、

その薬の効果の報告をかねて12月に3度目の受診となったわけです。

 

3度目も施設のスタッフが付き添ってくださったのでホッとしました。

施設内での父の様子や薬のききめについては、

施設のスタッフじゃないとわからないですもんね。

 

 

 

そういうわけで、

2ヶ月振りに父に会ったわけなのですが、

なんと、

 

私のことも母のことも、

スッカリ分からなくなっていたのです。

 

この短期間でそんなふうになるなんて、

思ってもいませんでした。。。

 

認知症の症状って、

進むときは、

こんなに一気に進むものなんでしょうか!?

 

私もショックでしたけど、

母はもっとショックを受けている様子。

 

いつもなら父にアレコレと世話をやいたり、

父の横ではしゃいだりする母ですが、

この日は離れて座り、静かに父を見守っているだけでした。

 

父の隣にくるように何度いっても、

首を横にふるばかり。

 

このままショックで落ち込んでしまうのでは。。。

と心配したのですが、

 

帰りの車に乗るころには、

父に会ったことなんかスッカリ、

母の頭から消えてなくなっていたのでした。

 

私は思わず、

母が短期記憶しかできなくてよかった。。。

なんてホッとしたのでした。

 

 

 

少しずつ少しずつ、父の症状は進んでいっています。

母も元気そうにみえるのですが、

一年前よりは確実に衰えてきているのです。

 

 

最近、私はこんなふうに思うことがあります。

 

認知症になった両親は私たち子どもに、

ひとが歳をとるとどうなっていくのか、

その姿をみせてくれているのかもしれない。。。って。

 

しっかりと、それを見届けることも、

私たち子どもとして生まれてきた者たちの

役目なのかもしれません。

 

どんなことにも意味を見つけようとしてみると、

違った風景がみえてくるものだなぁって思います。。。

 

 

。。。とは言いつつも、

 

次の日から母と口げんかをする、

相変わらず、

そんな悪娘なわけなんですけどね。。。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

みなさまの毎日がキラキラと輝いた日々でありますように。。。