ねことらうさぎ

アート、植物、散歩、猫、パン、遠距離介護の合間にあれこれの日々を書いていきます。

MENU

斜面林でまったり自然観察

先週末は以前から参加したいと思っていた、

地元の自然を守るNPOが主催する自然観察の会に参加してきました。

 

こういうご時世での催しへの参加は久しぶりなので少し緊張はしましたが、

20名弱の皆様マスクをして適度の距離をとり、

気をつけながら参加しておられました。

 

今回、観察した場所というのは、

30年程前に河岸段丘の斜面地を公園化整備した場所で、

当時、市と自然に関心を持つボランティア団体とで検討し、

出来るだけ自然を残す形で整備されたそうです。

 

その後ボランティア団体が中心にNPO法人を設立し、

長年、市内の自然を手入れ保護する活動を続けておられるとのこと。

 

その斜面地周辺も毎月少しずつNPOや市民ボランティアの方々で、

自然の木の小枝を剪定したり下草を刈ったり

落ち葉やゴミを撤去したりして、

適度に地面に木漏れ日が当たるように整備されているようで、

様々な野草を見ることができる気持ちの良い自然公園になっています。

 

 

 

斜面に沿った小径も自然な風合いを残しつつ整備されていて、

柔らかい土を踏みしめながら

林の間をゆっくりと散策できる気持ちの良い場所となっていました。

 

 

その日は傾斜林の樹木を中心に観察。

 

ムクノキ、クヌギ、エノキ、ミズキ、クロダモ、

そして初めて見たのですがウワズミザクラ、イヌザクラ。

丁度まだ花を咲かせていたところです。

 

 

ウワズミザクラ

スマホで慌てて撮ったのでブレブレです。。。

連なった花々がブラシ状に。

こんな種類の桜があるなんて。。。

 

 

シャガ、ヤブニンジン、カキドオシ、スタバウンラン、

ムラサキダイコン、ムラサキケマンアメリカスミレ、

マルバスミレ、ジュロボウエンゴサク、コウニタビラコ、etc...

林の下地や周辺の様々な野草の名前も教えていただきワクワクしました。

 

 

 

参加をしてみて改めて思ったのですが、

人里近くの自然で気持ちがいいと感じられる場所というのは、

いろんな方々の日頃からの努力があるからということ。

今まで気が付かず無関心さに我ながら呆れています。

 

そしてなによりも嬉しかったのは、

同じように植物や木に興味を持つ方々との共感でした。

 

樹木の葉っぱがコチラとアチラの木ではここが違うと感心し合い、

早春のロゼッタ出現に何のロゼッタかワクワクすると共感し合い、

これからいろんな色の緑が一斉に見れて良い季節ですよねと共感し合い。。。

 

小さなことで共感し合えるって嬉しいものですね。

 

 

 

そういえばNPOの方が教えて下さったコオニタビラコ

春の七草でいうホトケノザで、

恥ずかしながら実物を知りませんでした。

花が咲いていなければタンポポかと思ったかも。。。

雑草好きという私の知識ははこの程度。

少しずつ覚えていきたいです。

 

コオニタビラコ(ホトケノザ)

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。